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ロシア正教聖歌

ロシア正教聖歌_f0178471_0165819.jpg

上司が無事に欧州出張から帰ってきました。
モスクワではプロコのロミジュリ(バレエ)を観たそうで…。羨ましい…( ´Д`)

でも遊びに行ったわけではないので(あしからず)

そしてお土産を戴きました。個人的に何かを戴いたのは初めてです。
私も(一応秘書として)裏方で色々と頑張ったつもり。。。だから、いいのかな^^

そのお土産とは、このCD!ロシア正教聖歌のCDです。
訪れたロシアの教会から聴こえてきた聖歌が、ものすごくうまくて、感動したそうです。
ちなみに上司は意外にも(?)かなりマニアックなクラシックファン。
本当に、たま~にだけれど音楽の話、します。

そんな上司から戴いたこのCD、今も聴いているのだけれどすごく良い!
CDジャケットやブックレットは当然ロシア語なので分かりません…
一応英語訳もあるけれど、英語も分かりません…なのでネットで色々調べてみました。

まず気になったのは、「MEN'S CHOIR」。つまり全て男声合唱。
20世紀に入るまでロシア正教会の合唱団は女人禁制で、聖歌は男性のみか、
高音部を少年合唱隊が歌うかしていたそうです。
だから超高音部のファルセット唱法も発達する理由がちゃんとあったとか。
たしかに高音は男性の声とは思えないほど美しいです。
(また、ニコライ堂で歌っていた聖歌隊のメンバーが創設した「東京男性合唱団」
というのがあり、この音楽をレパートリーとしているそうです。
日本でも聴こうと思えば聴けるかも。)

「MEN'S CHOIR」という文字を見て、「えっ」って思った。
聴くのは多分初めてで、耳馴染みがないから大丈夫かな、って思いつつ、
実際聴いてみると…重低音に包まれた安心感と温かさに満ち溢れていました。
もちろん無伴奏です。
厳粛な感じだけれど強弱もきちんとつけられている。
下から押し上げられるような力強いf(フォルテ)は、男声合唱ならではかもしれない。

和声はかなり独特。でも現代音楽のように馴染めないなんてことは全くなく、
むしろ心地よく響いています。音はぶつかっているのに「不協和音」て訳じゃない。
合唱だから受け入れられる和声ってあると思うんだけど、まさにそういうのだと思う♪

一番最初に、教会の鐘の音だけ聴こえてくるのね。それもまた良い。。
そのあとそっと厳粛に入ってくる合唱の響きにだんだん溶けてなくなっていくの。

いやーいいお土産を戴いてしまいました♪

他の人達はマトリョーシカもらってましたが^^
by mapi_blog | 2008-07-29 23:49 | Music